とあるお客様より、職人さんが作業している写真が欲しい、とのご要望がありました。
そういうご要望とあれば、やはり山加が誇る蒔絵師、荻上文峰の写真をお送りしたいところ。
普段は一番奥の作業場で、黙々と自分の作業に没頭する荻上さん。
実のところ、私も荻上さんが作業してるところを見る機会はあまりなかったりします。
…これは千載一遇のチャ~ンス♪
てなわけで作業場に行くと、なんとちょうど立雛の制作を始めるところ!!
しかもその作業内容が…絵付け!!
特に狙って行ったわけではないのに、一番良いタイミングでびっくり。
では早速写真撮影~。

まずは漆を準備します。
漆が固まってしまわないようラップで蓋をしてありますが、昔は油紙を使ってたそう。時代の変化ですね~。

ちなみにこの色の漆でないと、上に蒔く金が綺麗な色にならないんだとか。

優しく、それでいて迷いのない筆の動き!
写真を撮ることに没頭してたら、いつの間にか絵が出来上がっていました。

絵の上から金を蒔きます。手の小刻みな動きにカメラが悲鳴を上げてます(笑)

仕上がり具合を確認。
この作業を何度も繰り返して、もちろんほかの作業もいっぱい繰り返して、そうして初めて完成する蒔絵立雛。
ちょっと前にNHKの取材を受けた際、荻上さんは「(蒔絵立雛は)自分の娘のよう」と答えていましたが、その理由が少しだけわかったような気がします。
真剣な、でも少し優しい目で絵の出来栄えを確認する姿が印象的でした。
そういうわけで、普段は滅多に見ることのできな、荻上文峰の作業風景、でしたっ!
(木曽M)



